高麗人参に含まれる成分～アルカロイド編～

アルカロイドとは

高麗人参に含まれる成分といえば血流促進などの効果があるサポニンを思い浮かべる人も多いですが、サポニンとはまた別のアルカロイドという成分も注目が集まっています。
アルカロイドとは、植物に含まれるアルカリ性の成分です。アルカロイドとは「アルカリ性っぽいもの」という意味あります。
また、アルカロイドにはいくつもの種類があります。カフェインやニコチン、モルヒネなどもアルカロイドの一種です。毒キノコにアルカロイドが含まれている場合もあり、どのアルカロイドにおいても過剰摂取をすると体にとって害となります。しかし、適量を摂取することによって、健康効果を与えることが分かっているのです。

アルカロイドの効果

アルカロイドを適量摂取することによって、抗酸化作用や免疫力アップなどといった効果を得ることができます。

抗酸化作用

アルカリは酸化に強いという特性を持っています。そのため、アルカロイドの摂取には体内の酸化を防ぐ効果があるのです。
喫煙やストレス、加齢などが原因で体内の酸化が進行してしまうと、その結果がんや生活習慣病などにかかりやすくなります。喫煙やストレスについては自力である程度解決することができますが、老化に関してはいつか訪れるものです。しかし、アルカロイドを摂取すれば年齢を重ねたとしても、体の酸化に対抗することができます。
そのため、老化対策として高麗人参を摂取している人がたくさんいるのです。

免疫力アップ

アルカロイドを摂取すると、マクロファージやリンパ球という白血球の成分が活性化し、体全体の免疫力を上げる効果があります。
リンパ球は免疫細胞ともよばれているほど免疫力向上の働きに長けており、マクロファージは体内に入ってきた細菌などをやっつける働きをもっているため、体調を崩しやすい人や免疫力の弱い人にも高麗人参の摂取はおすすめです。