高麗人参の産地~アメリカ編~

アメリカ産の人参は高麗人参の仲間

アメリカ産で栽培されている高麗人参は、韓国や中国、日本などで栽培されている高麗人参とは少し種類や特徴が異なります。
アメリカで栽培されている高麗人参は「アメリカ人参」という別名がつけられて区別されており、同じウコギ科トチバニンジン属に分類されるものの、種が異なるのです。
しかし、高麗人参にしか含まれていないジンセノサイドという成分が、アメリカ人参にも含まれているため、同一の植物ではないものの高麗人参の仲間として認められています。

また、「アメリカ人参」の他に「西洋人参」ともよばれています。この種類の人参は、アメリカだけでなくカナダなどの地域でも栽培がされているため、アメリカにしか生えていない人参というわけではないのです。

アメリカ産高麗人参の歴史

アメリカ人参は、もともとアメリカに自生していました。人に似た姿をしており栄養価も高いことから、北米にいた先住民から「病気を追い払う力を持つ神秘的な食材」として大切に扱われてきた歴史があるのです。
また、野生のアメリカ人参は保護する必要があると判断されたことから「ワシントン条約付属書II」の条例により、国外へ持ち出すことは禁止されています。

アメリカ産高麗人参の特徴

アメリカ人参の大きな特徴として挙げられるのは、からだを冷ます作用があるという点です。
韓国や中国、日本などで栽培されている高麗人参は、からだを温める効果を持っており、冷え性改善などにも活用されることがありますが、アメリカ人参の場合はその作用から、スポーツを行う時のサプリメントや体温が上がりやすい人などにおすすめとされています。

また、アメリカ人参の場合、3~4年ほどの栽培期間で収穫することが多い点も大きな特徴として挙げられます。
韓国や中国、日本などで栽培されている高麗人参の場合は、4~6年目で収穫を行うのに比べ、短い期間で栽培と収穫を繰り返すため、生産のサイクルも比較的早いといえます。

ウィスコンシン州の人参は特に質が高い

アメリカでは各地で栽培が行われていますが、中でも質の高い人参として注目されているのが、ウィスコンシン州産の人参です。アメリカ国内で栽培されているアメリカ人参のうち、約95%がウィスコンシン州産です。また、そのウィスコンシン州では「ウィスコンシン・ジンセン協会」という、栽培方法や品質管理を行う機関も設立されており、質の高い人参栽培を行っています。

そのため、ウィスコンシン州産のアメリカ人参は、味と香りが良いことが評価されており、さらにギンセノシドとよばれるストレス緩和や疲労回復に効果のある成分が多く含まれているため、世界的に注目されています。

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