黒大豆は高麗人参と併用しても大丈夫？

黒大豆と高麗人参の併用はしないこと

黒大豆といえば、黒豆茶や黒酢に使用されていることで有名です。
ポリフェノールを多く含んでいるため健康効果が高く、血流改善や高血圧予防などに役立ちます。
また、黒大豆と同じ血流改善や高血圧予防に有効な食品といえば高麗人参も挙げられます。
このふたつは共通点が多く、含まれている成分も一部同じです。

そのような情報を聞くと、併用することによって相乗効果を狙えるのではと考えてしまいがちですが、実はこのふたつを併用するのはあまりおすすめできません。
なぜなら、黒大豆と高麗人参を併用することによって効果が強く出すぎてしまい、かえってからだの負担になる可能性があるからです。

黒大豆や高麗人参にはサポニンという成分が含まれています。
このサポニンは過剰摂取をすると副作用を起こすという特徴を持っているため、黒大豆と高麗人参を併用するとサポニンの過剰摂取により体調を崩す恐れがあります。

ただし、サポニンは適量であればからだに良い効果を与えてくれる成分でもあり、血流改善や高血圧予防に役立つ重要な成分のひとつです。
特に、高麗人参に含まれているジンセノサイドという種類のサポニンは、血流改善の他にも、うつ改善や疲労回復、腸内環境の改善、女性特有の病気の改善、美容効果など数多くの効能を持っていることで知られています。

サポニンはからだに害をもたらすだけの悪い物質というわけではないため、そのことは念頭に置いておきましょう。
黒大豆か高麗人参のどちらかを適量摂取するのであればさまざまな病気や症状を緩和することができます。

黒大豆と高麗人参をどうしても併用したい場合

黒大豆と高麗人参にはサポニンという共通の成分が含まれていますが、それぞれにしか含まれていない成分もあります。
黒大豆に含まれているイソフラボンという美容効果のある成分は高麗人参には含まれておらず、先述したジンセノサイドという成分は黒大豆には含まれていません。
そのため、サポニンの過剰摂取を防ぎながら、両方に含まれている特有の成分も摂取したいと考える人もなかにはいます。
もし、どうしても両方一気に併用したいというのであれば、黒大豆と高麗人参の成分を両方入れた健康食品を利用してみましょう。
両方の成分を含んだサプリメントやお酢、ドリンクであればサポニンの分量を調整してあるため、安心して摂取することができます。
黒大豆と高麗人参を別々に摂取するとコストが余計にかかりますが、ふたつの成分をひとつにまとめたものであれば、それだけコストも下げることができるためおすすめです。