血圧系治療薬は高麗人参と併用しても大丈夫?

血圧を下げる薬の種類は主にふたつ

血圧系治療薬には、主に血圧を下げる薬と上げる薬の二種類が存在します。
血圧を下げる薬として有名なのは、ACE阻害薬やアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、カルシウム拮抗薬などがあり、血圧を上げる薬ではメトリジンが挙げられます。
高血圧や糖尿病、高脂血症などの症状に悩んでいる人には血圧を下げる薬が、反対に血圧が低いせいでだるさやめまい、頭痛などの症状で悩んでいる人には血圧を上げる薬が処方されることがあります。

特に、血圧を上げる薬は生活習慣病とも大きく関係してくるため病院で処方されることが多く、決して珍しい薬ではないということを念頭に置いておきましょう。

高麗人参と血圧系治療薬の併用は危険

血圧系治療薬を病院で処方された場合、飲み合わせに気を付けなければいけないものがいくつかあります。その中のひとつとして挙げられるのが高麗人参です。
高麗人参には、血圧系治療薬と同じような働きを持っていることで知られています。高麗人参に含まれているジンセノサイドという成分は、血圧をちょうどよいバランスに保つように促す力があるのが特徴です。
つまり、血圧系治療薬と高麗人参を併用して飲んでしまうと保たれていたバランスが崩れてしまい、高血圧や低血圧の症状が出る可能性があります。

血圧系治療薬と高麗人参を併用した際の相乗効果で血圧の状態がさらに改善するということは期待できないため、血圧系治療薬を病院で処方されたら高麗人参の摂取は中断しましょう。

ただし、高麗人参には血圧改善の他にも血流改善やストレス改善、滋養強壮といったさまざまな効果があるため、そのような効果を受けるために「引き続き、高麗人参の摂取を続けたい」という人もなかにはいます。
そのような場合は、自己判断で摂取の継続を決めるのではなく、まずは病院で相談をしましょう。

血圧改善を謳っているトクホの商品にも注意

医薬品だけではなく、トクホ(特定保健用食品)の商品にも注意が必要です。
トクホとは、有効性や安全性を国から認めてもらった健康食品のことを指し、からだの健康を保つことに関して手助けしてくれる成分を有している商品です。あくまでも「手助け」するだけであって、実際に病気を治すような効果はありません。
ただし、このようなトクホの商品の中にも血圧をコントロールする成分が含まれていることがあるため、高麗人参との併用は避けましょう。
病院で処方される医薬品(血圧系治療薬)と比較をしたら大きな被害が出る可能性は下がりますが、それでも安全とはいいきれません。
そのため、医薬品であっても健康食品であっても、血圧をコントロールするようなものを摂取する場合は高麗人参との併用をやめておくのが賢明です。

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