高麗人参の産地~中国編~

中国では古くから高麗人参が知られていた

中国の高麗人参の歴史は古く、二千年以上前に書かれた中国の薬物書でも高麗人参の効能の高さについて書かれています。
当時は、高麗人参を飲めば不老不死が手に入ると信じられており、中国史上初の皇帝である始皇帝が、中国の山奥に自生している高麗人参を探すように命じたという言い伝えも残っています。

また、中国の皇妃であり、世界の三大美女としても知られる楊貴妃が美容のために高麗人参を愛飲していたという話も残っており、中国の偉人や貴族の中で、重宝されていたということが歴史から分かります。

中国の白頭山は高麗人参の名産地

中国にある白頭山という地域は高麗人参の名産地として世界的に知られており、始皇帝の時代に高麗人参を探し回った場所も白頭山周辺だといわれています。
昔から高麗人参が自生しやすい環境にあるため、栽培方法も自生に近い状態で行われているのが大きな特徴として挙げられます。農薬や化学肥料を一切使用していないオーガニック栽培がされており、質も良く、高麗人参の生産量も中国が世界一です。

しかし、中国産というと低品質、安全性が低いといったイメージを持つ人が多く、中国産の高麗人参として販売するとなかなか買ってもらえないという課題にぶつかりました。中国産というだけで安い値段でしか買ってもらうことができず、その結果中国産の高麗人参を韓国産と偽って販売する業者も出てきたため問題になりました。

そこで、始まったプロジェクトが「自生した高麗人参を復活させる計画」です。
このプロジェクトは2011年にスタートし、白頭山に高麗人参の種を約9トン分、空中散布しました。面積にすると約19万ヘクタールもの広さで、東京ドーム約4つ分の広さと同じくらいです。
もともと自然栽培に近い方法をとっていた中国産の高麗人参ですが、完全に自然栽培にすることによって、それを売りにするというプロジェクトのため、大きな期待がかかっています。

中国産の高麗人参は世界中に出回っている

先述したように中国の高麗人参は世界一の生産率を誇っています。そのため、世界中に輸出しているのです。
ヨーロッパや日本だけでなく、高麗人参のもうひとつの本場、韓国にも輸出を行っています。
そこで注意したいのが、産地の偽装表示です。白頭山で始まったプロジェクトにより、中国産の高麗人参の価値を高める行動は行っているものの、その成果はまだはっきりと表れていない状態で、中国産=低品質というイメージが未だに強く残っています。
業者が儲けるために、韓国で加工した中国産の高麗人参を韓国産と偽って販売している可能性はゼロとはいえないため、産地をよくチェックすることが重要といえます。
心配な場合は、韓国の農協マークがついているかで判断しましょう。韓国内で生産されて、なおかつ厳しいチェック項目をクリアした高品質な高麗人参だけが表示できるマークのため安心して購入することができます。

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