高麗人参を栽培する方法~輪作編~

輪作とは

輪作とは、ひとつの畑で数種類の野菜をローテーションさせながら順番に育てる栽培方法のことを指します。例えば、春にトウモロコシを植えて収穫をし、秋になったら今度はタマネギを植えて育てて収穫する、そして再び春になったらトウモロコシを植えるなどのようにローテーションを組みながら育てていきます。

輪作のメリットとは

輪作を行う上での最大のメリットは、土の質を良い状態に保てるという点です。
ローテーションさせる野菜の相性を考えて植えることにより、土の中に含まれる栄養バランスを良い状態にすることができます。

輪作を行わずに、一種類の野菜のみを同じ畑で作り続ける「連作」という栽培方法もありますが、この方法をとっていると、畑の質がどんどん低下し、害虫や病原菌がつきやすくなるのです。
連作を行い続けたことによって野菜が育たなくなる現象を「連作障害」とよび、それを防ぐために考え出された方法が輪作栽培でした。

高麗人参の輪作栽培について

高麗人参の場合も輪作栽培で育てる必要があります。
高麗人参は栽培が難しい植物で、約4~6年間の長い歳月をかけて土の中でじっくり育てなくてはいけません。そのため、長期間の栽培に耐えうる栄養豊富な畑が必要となるのです。
以下の項目で、具体的にどのような方法で輪作を行うかについて紹介します。

トウモロコシを使った輪作栽培

高麗人参の栽培方法としてよく取り入れられているのがトウモロコシを使った輪作です。高麗人参を栽培する前に、2~3年ほどの期間をかけてトウモロコシを育てるという栽培方法をとっている農家が多くいます。
トウモロコシを植えることによって、高麗人参の栽培時に邪魔になる過剰な窒素分を除去することができ、さらに豊富な栄養分を畑の隅々にまで浸透させてくれます。また、トウモロコシは茎や葉っぱにも栄養が含まれており、高麗人参の栽培前にトラクターを使って、茎や葉を混ぜながら畑を耕します。

高麗人参を育てた畑は一旦休ませる必要がある

長い歳月をかけて高麗人参を収穫した後は、しばらくの間他の野菜を育てることはできません。
高麗人参の栽培時には、西日を避けて育てる必要があるので、太陽の光を浴びる機会が一気に減少します。そのため、畑の質も必然的に低下していき、病原菌や害虫がつきやすい畑へと変わってしまうのです。

質の悪い畑では高麗人参の栽培はできないので、同じ畑で再度トウモロコシや高麗人参を育てたい場合は、最短でも数年の間は土を休ませる必要があります。以前は、土を休ませるのに10年ほどの期間を必要としていました。しかし、近年の農業技術の発達により、その期間もだんだんと短くなってきており、今後技術が進歩すれば、さらに期間が短くなる可能性も考えられます。

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