高麗人参と病気の予防・改善~自律神経失調症編~
自律神経失調症と自律神経の関係
自律神経失調症は、名前からも分かるとおり、自律神経が深くかかわっています。
自律神経とは、体内のあらゆる場所に張り巡らされている神経で、さまざまな器官の働きを促しています。特に意識せずとも心臓が動いていたり、呼吸しつづけていたりするのは、自律神経の働きによるものです。
自律神経は大きく分けて、交感神経と副交感神経の二種類があります。交感神経は活動状態や興奮状態におけるからだの動きを司っており、副交感神経はリラックス状態や睡眠状態におけるからだの働きを司っているのが特徴です。
交感神経が働いている時に副交感神経は働きません。逆に、副交感神経が働いている時に交感神経は働かないのも大きな特徴として挙げられます。
健康な状態であれば、日中仕事や勉強などを頑張っている時などに交感神経が活発になり、夜リラックスしている時や就寝時間になると副交感神経が活発になります。
しかし、何らかの原因によって自律神経が乱れてしまうと、日中にも関わらずボーっとしてしまったり、就寝時間なのに目が冴えてしまったりなどといった症状が出ます。これが自律神経失調症です。
また、からだの働きを司る神経がおかしくなってしまうせいで、体調不良などを引き起こすこともあります。
自律神経失調症の原因
自律神経失調症は、ストレスや荒れた生活を送ることによってかかる病気です。
具体的には、以下のような原因が考えられます。
ストレス
過度なストレスがかかってしまうと、ストレスからからだを守るために、緊張状態となります。
そのため、交感神経ばかりが活発になり、副交感神経による働きが鈍くなってしまい、自律神経のバランスが崩れます。
生活の乱れ
起床時間や食事をとる時間などがバラバラだと生活リズムが崩れます。
自律神経は24時間周期で働いているため、生活リズムが崩れてしまうとそれに伴って自律神経も乱れてしまいます。
体質や性格など
もともと自律神経失調症になりやすい体質や性格の人もいます。
緊張状態が苦手で嘔吐や下痢などといった体調不良が出やすい人は、自律神経失調症を発症する確率が通常の人よりも高いです。
また、神経質な性格や心配性な性格、落ち込みやすい性格の人もストレスを感じやすいため、自律神経失調症を発症しやすいです。
自律神経失調症と高麗人参
さまざまな原因が考えられる自律神経失調症ですが、根本的な原因は全て自律神経の乱れによるものです。
自律神経失調症の予防や改善を行いたいのであれば、自律神経を正常な状態に戻すことが一番の解決策です。
生活の乱れによる場合は生活リズムを整えれば改善できますし、ストレスを抱えている場合はストレスのない環境に身を置くことをおすすめします。
しかし、そう簡単に改善することができないという人もなかにはいます。そのような場合には、高麗人参の摂取が有効です。
高麗人参に含まれているジンセノサイドという成分は、交感神経と副交感神経の両方に働き、正常なバランスへと戻す作用を持っています。
また、ジンセノサイドはストレスに対して強くなるように、からだの内側から作用してくれるため、もともとストレスを受けやすい性格の人にも効果があります。
自律神経失調症にかかった場合、からだの不調に合わせて頭痛薬や胃薬、睡眠薬などをいちいち飲んでいてはキリがありません。
一方、高麗人参の場合は自律神経失調症の改善だけでなく、血流促進や肝機能の向上、生活習慣病の予防などさまざまな効能を与えてくれるため、健康になりたい人にはおすすめの食材です。