高麗人参と体質・体調改善~二日酔い予防・解消編~

二日酔いはなぜ起きるの?

二日酔いはお酒を飲み過ぎることによって起きます。
お酒に含まれているアルコールは胃腸で吸収されます。そして、血液を巡った後にたどり着くのが肝臓です。肝臓内に運ばれたアルコールは「アルコール脱水素酵素」とよばれる酵素によって、分解されていきます。アルコール脱水素酵素によってアルコールが分解されて出来るのが「アセトアルデヒド」という毒性の物質です。さらに、アセトアルデヒドは、肝臓内の「アルデヒド脱水素酵素」という酵素の作用によって、酢酸という無害な物質に変換されて最終的に汗や尿として体外へ排出されます。

お酒に強い人の場合、アセトアルデヒドの分解作業を行うアルデヒド脱水素酵素の数が足りているため、二日酔いの症状が出にくいです。
しかし、お酒をたくさん飲み過ぎることによって、アセトアルデヒドを体内で処理するスピードが追いつかなくなり、肝臓から血液内に溢れ出ます。溢れ出てしまったアセトアルデヒドは体中を巡って、頭痛や吐き気、胃もたれなどの症状を起こします。これが二日酔いの起きる仕組みです。

また、二日酔いが出るということは肝脂肪になるリスクがある印でもあります。肝脂肪とは、肝臓に中性脂肪がついた状態のことで、食べすぎや飲みすぎによって起こります。肝脂肪が進行すると肝臓の機能に悪影響を及ぼしかねません。肝臓の健康を守るためにもお酒の飲み過ぎには注意が必要です。

特に、日本人は肝臓が弱い傾向にあるということも分かっており、日本人のうち約40%以上の人はアルコールの分解速度が遅く、二日酔いになりやすいです。また、日本人のうち約7%以下の人間がアルコールを全く受け付けない、いわゆる下戸に該当することも分かっているため、お酒に弱い種族であるといえます。

高麗人参と二日酔い予防・解消方法

二日酔いになりやすいという方は、二日酔い予防として高麗人参の摂取がおすすめです。
高麗人参に含まれているジンセノサイドという成分には、アルコール脱水素酵素やアルデヒド脱水素酵素の増加を促す作用があります。
アルコールの分解に時間がかかる体質でも、高麗人参を摂取すれば、体内のアルコールが比較的早く体外へ排出されやすくなります。つまり、お酒を飲む前に摂取すれば二日酔い防止になり、二日酔いになってしまった後に摂取すれば症状解消に有効です。

二日酔いの予防や解消だけが目的であるのなら、高麗人参以外にも有効な薬やサプリはたくさん存在します。
しかし、高麗人参には二日酔い以外にも肝臓機能を守ってくれるCKという成分も含まれているため、お酒も楽しみながら肝臓の健康も維持したい人には、高麗人参の摂取が効果的です。

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