高麗人参は個人で栽培できる植物なの?

高麗人参を個人で栽培することは可能だけど困難

栽培方法が難しいという意見をよく聞く高麗人参ですが、実は環境さえ整えることができれば、個人で高麗人参を栽培することは可能です。
ただ、環境を整えるのは容易なことではありません。高麗人参を育てるのに適した良質な土や、何年もかけて高麗人参を育てる根気が必要になるため、わざわざ育てずに購入する方が手っ取り早くおすすめです。

高麗人参を栽培する方法

栽培が困難な高麗人参ですが、「どうしても自家栽培する方法を知りたい」「どのくらい栽培が難しいか知りたい」という方のために、今回は高麗人参を育てるまでの方法やコツについて紹介します。

高麗人参のための土壌作り

高麗人参を育てる場合、種まきの前にまず2年ほどの歳月をかけて土壌作りをして環境を整える必要があります。
高麗人参は一度種を植えて育て始めてしまうと、その後は土壌の手直しができません。そのため、初めから完璧な状態の土壌を用意します。
栄養が十分に含まれているか、保水性はあるか、通気性はあるか、浸水性があるかなどの点に気をつけて土壌作りを行う必要があります。

また、栄養のある良い土を作るために、一旦トウモロコシを育てて収穫をします。トウモロコシを育てた後の土は栄養が豊富です。種まきのあと数年間ずっと土の中で育てる高麗人参に十分な栄養を与えることができます。

もし、トウモロコシを作らずに高麗人参を育てたい場合は、ミネラル豊富な肥料などを土に混ぜましょう。また、天地返しを行って土壌殺菌するのも重要な工程です。

高麗人参の種まきから収穫まで

トウモロコシの収穫が終わったら、ようやく高麗人参の種まきを行うことができます。高麗人参の中でも最も栄養価が高いとされているのは6年間育てたものです。そのため、健康効果の高い高麗人参を作りたいのであれば6年もの間、根気よく育てる必要があります。

もし、プランターで育てたい場合は、水はけのよいプランターを用意し、そこに調整した土を入れて育てましょう。

種や苗の植え付けは、11月~4月の期間で行います。また、高麗人参は直射日光が苦手な植物のため、うねを作ってその中に苗を植えるのがポイントです。
また、気を付けなければいけないのは日光だけではありません。害虫や風にも細心の注意を払う必要がありますし、水を切らさないことも徹底して行いましょう。

このような点に注意しながら6年目でようやく栄養価の高い高麗人参を手にすることができます。
かなり長い道のりですが、自分の手で高麗人参を作りたいという強い気持ちを持っている方はぜひ挑戦してみることをおすすめします。

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