高麗人参と病気の予防・改善~腎臓病編~
腎臓病とは
腎臓病とは、腎臓の機能を低下させる病気の総称です。腎臓病にはさまざまな種類がありますが、多くの腎臓病に共通していることは「腎機能は一度壊れてしまうと回復が難しい」という点です。
腎機能が壊れてしまって回復できない状態を慢性腎不全とよび、基本的には腎機能がこれ以上悪化しないための処置を治療のかわりに行います。ただし、現代医学の進歩により病状によっては慢性腎不全から回復できる方法が見つかっています。
また、急性の腎臓病の場合は回復することもあるため、全ての腎臓病において回復が難しいというわけではありません。
腎臓病にかかってしまう原因
腎臓病の種類によって原因はさまざまですが、多くの人がかかりやすい慢性的な腎臓病の場合は、食生活や生活習慣病が深く関わっていることが多いです。
例えば、塩分の多い食事ばかりしていると、体内で過剰になった塩分を排出するために腎臓が活発に働くことになり、その結果腎臓に負荷がかかって病気を引き起こすことがあります。また、糖尿病や脂質異常症、心臓病などの病気も腎臓に負荷をかけます。
さらに、喫煙や運動不足などの生活習慣は、腎臓を悪くする原因となるため、生活の改善が必要です。
日頃の生活によって健康状態が大きく左右される腎臓ですが、逆をいえば生活習慣を改善することにより、慢性的な腎臓病はある程度回避することができるといえます。
高麗人参で腎臓病対策
腎臓病を予防したいのであれば、生活習慣を見直すことが大切です。
塩分や脂質が少ない食事にしたり、たばこやお酒を控えるようにしたり、程よい運動を取り入れたりすると、腎臓だけでなくからだ全体が健康になるため、さまざまな病気予防に役立ちます。
しかし、せわしない現代社会の中で生きていると、なかには忙しくて細かい健康管理までできないという人や、仕事の付き合いで外食するシーンが多いという人もいます。そのような方には、高麗人参の摂取がおすすめです。
高麗人参にはジンセノサイドとよばれる成分が含まれており、これが腎臓にダメージを与える原因となる過剰な脂質や塩分を体外へ排出することを促してくれます。
また、血液の状態や血流を改善するため、高血圧や心臓病などの生活習慣病にも効果的です。
さらに、ジンセノサイドは脂肪を燃焼するように作用する効果も持っているため、運動を取り入れることによって、より多くの脂肪を燃焼させます。そのため、腎臓病を予防したい人にはうってつけの食材です。
ただし、腎臓病をすでに患っている人の場合は、高麗人参の摂取が逆効果になることもあるため、注意が必要です。
高麗人参にはカリウムが含まれていますが、病状や治療内容によってはカリウムの摂取量が決められている場合があります。
そのため、独自の判断で高麗人参を摂取することはせず、必ずかかりつけの医師に相談しましょう。