高麗人参の産地~韓国編~

韓国の錦山は高麗人参の名産地

今でこそ栽培できる技術がありますが、高麗人参が発見されてから長年の間、高麗人参の栽培方法は謎とされており、昔は韓国の山奥に自生している高麗人参を見つけ出すしか方法がありませんでした。

高麗人参は非常にデリケートな植物で、栽培を成功させるにはコツが必要です。また、限られた条件下でしか育てることができないため、どんな国でも栽培できるというわけではないのです。

そんな高麗人参ですが、最も栽培に適しているといわれているのが韓国です。なかでも、韓国の錦山(クムサン)という地域は高麗人参にうってつけの場所といわれており、地域の約7割以上が高麗人参栽培に使用されています。

錦山は高麗人参の街として世界的にも知られており、街の中には錦山で生産された高麗人参だけを扱う市場や、加工をしていない生の状態の高麗人参だけを扱う市場なども作られています。
韓国内で生産されているほとんどの高麗人参が錦山の市場で購入できるともいわれており、韓国内の人はもちろん、観光客などがお土産として買っていくこともよくあります。

また、毎年9月頃になると錦山では「人参祝祭」というお祭りも開催しており、古くから高麗人参栽培に力を入れているということが分かります。

錦山独自の栽培方法

錦山の高麗人参は、一般的な栽培方法と異なる点があります。
一般的な高麗人参の栽培方法だと西日を避け、できるだけ暗くて湿気の多い場所で育てることがポイントなのですが、錦山の高麗人参は、苗を深く埋めた上で太陽の光を十分に浴びせるのです。このようにして育った高麗人参は、サポニンとよばれる成分が非常に多く含まれている傾向にあるため、健康効果が高い人参として知られています。

豊基や江華群でも高麗人参の栽培を行っている

錦山ほどではありませんが、豊基(プンギ)郡や江華(カンファ)郡という地域でも高麗人参の栽培が行われています。
豊基は朝と夜の寒暖差が激しい地域であることから、高麗人参の栽培に適しているとされており、サポニンの含有量が多い高麗人参を育てている地域として知られています。

また、江華では「江華人参」とよばれる高麗人参が栽培されており、20世紀の初め頃、北朝鮮の開城をきっかけに栽培がスタートしたといわれています。
江華人参はほかの地域で栽培された人参に比べて重さがあり、人参の香りも強いことが大きな特徴として挙げられます。

韓国土産としても人気な高麗人参

観光のさまざまな地域で高麗人参を栽培していることから、高麗人参は韓国土産にも幅広く活用されています。
高麗人参を使った漢方やサプリメントをはじめ、高麗人参入りの料理、そして最近では高麗人参のドリンクやお菓子なども販売されています。
生の状態の高麗人参は苦味があり、取っつきにくい味だと感じる方も多いですが、料理やお菓子などに混ぜた高麗人参はその独特な味を全く感じずに済むためとても人気があります。

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