ポリフェノールは高麗人参と併用しても大丈夫?
ポリフェノールと高麗人参の併用について
ポリフェノールには、からだの酸化を防ぐ抗酸化作用が含まれています。
さまざまな植物にポリフェノールは含まれており、カカオポリフェノールやコーヒーポリフェノール、アントシアニン、カテキンなど数多くの種類のポリフェノールがあるのが大きな特徴です。
一方、抗酸化作用といえば高麗人参にも同じ作用が含まれています。
抗酸化作用を求めている人の場合、相乗効果を期待してポリフェノールと高麗人参を一緒に摂取したいですが、併用して安全かどうか気になるところでもあります。
結論からいうと、ポリフェノールと高麗人参を併用しても特に害はありません。
ポリフェノールと高麗人参の成分を一緒に含んでいるサプリメントも出ているくらいなので、飲み合わせの面で心配する必要はないのです。
しかも、ポリフェノールと高麗人参を併用することによって、お互いに欠けている成分を補い合うことができます。
例えば、高麗人参には自律神経に作用してストレスを解消する作用がありますが、ポリフェノールにはこの作用がありません。
反対に、ポリフェノールの一種であるアントシアニンには視力回復の効果があります。また、美容効果の高いイソフラボンもポリフェノールの一種です。高麗人参にも美容効果はありますが、イソフラボンを一緒に摂取すればさらに高い美容効果を期待することができます。
このように、お互いの成分を補助するような形で摂取をすれば、健康効果や美容効果など幅広い面で改善や予防をすることが可能です。
ポリフェノールとサポニンはファイトケミカルである
高麗人参にはサポニンとよばれる成分が含まれています。
高麗人参による多くの健康効果や美容効果はこのサポニンによってもたらされており、サポニンが目当てで摂取する人はとても多いです。
そんなサポニンですが、実はポリフェノールと同じ「ファイトケミカル」という種類に分類することができます。
ファイトケミカルとは、植物や野菜、果実、海藻などに含まれているあらゆる成分のなかで「抗酸化作用」を持つ物質のことを指します。
ファイトケミカルは人間の体内では作り出すことができません。
ファイトケミカルは雨風にさらされることの多い植物や海藻特有の成分であり、厳しい環境を乗り越えるために含まれている成分といえます。
サポニンであっても、ポリフェノールであっても、それ以外のファイトケミカルであっても、食べ物から得る必要があります。