妊娠中や授乳期間中に高麗人参を摂取してもよいの?
妊娠中や授乳期間中には高麗人参の摂取は控えよう
高麗人参は美容効果や冷え性改善、ダイエット促進効果など、女性に嬉しい効果がたくさんあるため、積極的に摂取している人もいます。
健康な人が適量を摂取している分には基本的に問題ありませんが、妊娠中や出産を終えて授乳期間に突入した場合は例外です。なぜなら、高麗人参に含まれている成分が、母親や赤ちゃんのからだに良くない影響を与える可能性があるからです。
高麗人参の成分については解明されていないこともある
高麗人参は高い健康効果や美容効果を与えてくれることで知られています。しかし、裏を返していえば「それだけ強い効力を持っている」ということです。
そのため、デリケートな状態となっている母親や赤ちゃんのからだには、高麗人参の効果が強すぎてしまう可能性があります。
また、高麗人参の成分については詳しく解明されていない部分もあり「妊娠中・授乳中の人が高麗人参を摂取しても大丈夫」という確証はいまだに得られていません。
「高麗人参を摂取したことによって母乳が出にくくなるリスクがある」という意見を出している人もいるため、安全第一を考えて摂取しないことを強くおすすめします。
韓国や中国では積極的に摂取している人もいる
しかし、その一方で「高麗人参は医薬品ではなく天然のものだから摂取しても問題ない」と唱える人もいます。
他にも、高麗人参には血行促進効果があるため、妊娠中や授乳中に摂取すれば赤ちゃんに栄養をスムーズに届けることができるという意見もあり、母親や赤ちゃんのからだに良い影響を与える成分も含まれているのは事実です。
実際、高麗人参の原産国でもある韓国や中国などでは高麗人参の効能を信じて、妊娠した時から積極的に摂取する人もいます。
このような話を聞くと、高麗人参の成分による良い影響を受けたいという気持ちも出てきそうになりますが、悪い影響を受ける可能性についてもしっかり考える必要があります。
そもそも「天然素材だから安全」という保証はどこにもありません。100%天然の高麗人参を摂取したとしても、害を受ける可能性はゼロではありません。
また、高麗人参の成分は体質を変化させる力があります。そのため、妊娠が発覚した後から摂取しはじめると、デリケートなからだにとって大きな負担となる可能性があるため、やはりおすすめできません。
もし、どうしても高麗人参を摂取したいという人は自己判断で摂取するのではなく、必ず医師に相談をしましょう。