高麗人参の加工方法~紅参編~

紅参とは

紅参とは、高麗人参から作られる加工品の一種です。約6年間育てた生の高麗人参を、皮を剥かない状態で蒸して乾燥させたもののことを「紅参」とよびます。
見た目が赤っぽい色をしていることから、このような呼び名がついたといわれており「Korea Red Ginseng」「赤人参」などといった呼ばれ方をされることもあります。

紅参ができるまでの過程

紅参ができるまでにはいくつかの過程を踏む必要があります。そこで、紅参の作り方について以下の項目で紹介します。

収穫して蒸す

高麗人参は、4年間土の中で育てた4年根や、6年間土の中で育てた6年根など、栽培期間によってさまざまな種類があります。紅参を作る場合に使用するのは基本的に6年根のものです。4年根よりも6年根の方が含まれている栄養の量が多いため、より栄養価の高い紅参を作るには6年根が欠かせないのです。
6年根を収穫したら、皮は剥かない状態で水洗いを行い、そのまま蒸気で蒸していきます。

乾燥作業

蒸す作業が完了したら乾燥をさせます。この時、水分量が14%以下になるまで乾燥させなくてはいけません。
なかには、10%以下になるまで乾燥させるものもあり、そのような紅参は10年以上もの長期保存が可能となります。

紅参の魅力

紅参の魅力は、含まれている栄養の高さにあります。
生のままの高麗人参にも十分な栄養は含まれていますが、紅参独特の加工方法を行うことによって、栄養成分の含有量が大幅に増えるのです。
増幅する栄養の中で、特に注目されているのが「ジンセノサイド」という成分です。

このジンセノサイドは、高麗人参という意味のginsengと配糖体という意味のglycosideのふたつの単語を掛け合わせて付けられた成分名で、高麗人参にしか含まれていない唯一無二の栄養です。しかも、ジンセノサイドは、1本の高麗人参につき約2~3%程度しか含まれていません。

ジンセノサイドには、様々な健康効果が期待されています。
例えば、血液をサラサラにしてアンチエイジングする効果や冷え性改善、糖や脂質の代謝向上、老化防止などが挙げられます。
また、美容効果もあるといわれており、デトックス効果を期待できるため、体の内側から美しくなれます。そのため、お肌の不調に悩んでいる人にもおすすめの成分です。

このような効果を与えてくれるジンセノサイドが含まれている高麗人参は、需要が非常に高く、その分高値をつけられる傾向にあります。
高麗人参の本場でもある韓国でも、紅参は貴重なものとして扱われており、現在も高値での売買がされています。

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公式サイト

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