高麗人参の栽培年間について~4年根・5年根編~

4年根とは

4年根とは、4年間土の中で育てた高麗人参のことを指します。高麗人参は4年根の他に、5年根や6年根などといった種類もありますが、中でも一番多く製品に利用されているのが4年根です。
4年根は比較的短い栽培期間で収穫できるため、その分手間もかからず低コストで販売できるというメリットがあります。ただし、5年根や6年根に比べるとジンセノサイドとよばれる成分の含有量が少ないといった特徴も持っています。その代わり、糖質に関しては4年根の方が多く含んでいます。

5年根とは

5年根とは、5年間土の中で育てた高麗人参のことです。4年根と比較すると高額になる分、ジンセノサイドの含有量は多いという特徴を持っています。6年根ほど栄養豊富ではないが、4年根よりは栄養が多いという中間的な存在といえます。

4年根と5年根の栽培過程

4年根や5年根という名前から、4~5年間あれば栽培できるだろうという印象を受けがちですが、実は種を植える前に畑の土を整える作業が必要です。
畑を整える方法はいくつかありますが、トウモロコシを2年間ほど育てた土を用意するといった方法も存在します。例えば4年根を育てる場合、トウモロコシの栽培期間2年+高麗人参の栽培期間4年もの歳月を費やすことになるため、最低でも6年ほどの期間を必要とすることもあるのです。また、5年根を育てる場合はそれ以上の年月が必要にです。

さらに土を整えて準備ができてからも、まめな手入れが必須です。4~5年もの間、害虫駆除や病気、日の当たりなどに気をつけながら育てる必要があり、栽培を始めてから3年に入ると赤い花や実をつけはじめます。そして、4年目以降に入ってようやく収穫が可能となるのです。

収穫後の活用方法

4年根や5年根として収穫された高麗人参は、基本的に白参へと加工されてサプリメントや漢方に使用されます。
白参とは、高麗人参を水洗いした後、皮をむいて乾燥させたものです。白参に加工すると保存期間も長くなり、真空保存すれば3年ほど持たせることが可能なため、サプリメントや漢方に使用されることが多く、高麗人参入りの製品でも白参を用いた商品は数多く出ています。

また、水参として用いる場合もあります。水参とは水洗いをした生の高麗人参のことです。4年根や5年根の水参は、通販などで購入することもできます。高麗人参の質やお店によって値段は変わりますが、だいたい1本3000円程度から購入することが可能なため個人的に購入してさまざまな用途で活用することもできるのです。

漢方などに使用されるイメージが強い高麗人参ですが、実は食材として利用することができます。
食材として利用する中でも最もポピュラーなのがサムゲタンに入れる方法です。サムゲタンは韓国発祥の料理で、鶏肉や薬膳を一緒に煮込んだスープのことで、健康効果の高い料理として日本でも人気があります。

また、水参を半年ほどお酒に漬けてオリジナルの高麗人参酒を作ったり、ミキサーにかけて高麗人参スムージーを作ったり、高麗人参を煮込んでお茶を作ったりなどといったアレンジ方法もおすすめです。

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