高麗人参の学名とその由来

高麗人参の学名について

高麗人参の学名は、Panax ginseng C.A. Meyer(パナックス ジンセン C.A.マイヤ)です。
Panaxとは「万能薬」や「全ての病気を治癒する」という意味を持っています。
高麗人参は、2000年以上前の大昔から健康効果の高い植物として知られていました。しかし、栽培方法が非常に難しく、今でこそ栽培方法が見つかっているものの、昔は山奥に自生している高麗人参を、総出で探し出して来るしか方法がありませんでした。
そのため、非常に貴重な生薬として扱われ「病を全て治し、不老不死の効果を与える薬」として、王族に好まれていたという話が残っています。
以上のような経緯からこの学名がつけられました。

また、学名後半のC.A. Meyerとはこの学名をつけた植物学者の名前です。
植物の学名には、発見者や学名をつける人の名前も一緒に学名として登録されることがあります。

高麗人参の学名を名付けた人

高麗人参に名前をつけた植物学者の正式な名前は、カール・アントン・フォン・マイヤーといいます。
この方は、ロシアで活躍した植物学者で、1842年に高麗人参の学名を命名しました。
高麗人参の学名の命名以外にも、アルタイ山脈の方へ探検の旅に出かけたり、サンクトペテルブルク帝立植物園長の施設長を務めたり、さまざまな活躍を残しています。

「ジンセン」の名前からつけた「ジンセノサイド」

高麗人参の中に含まれている栄養である「ジンセノサイド」は、学名の一部である「ジンセン」から文字をとっています。ジンセンの他に、配糖体を意味する「グリコシド」という単語を組み合わせて命名されました。
ジンセノサイドはサポニンという成分にジャンル分けすることができる栄養です。ジンセノサイドが他に含まれている植物や食材は他にはなく、高麗人参特有の貴重な栄養素のため、ジンセノサイドと名付けられた経緯があります。

一般的なサポニンは、健康効果はあるものの過剰摂取をしてしまうと、逆に体調を崩してしまう可能性がありますが、ジンセノサイドの場合、過剰摂取による体調不良の心配がないため、副作用などを恐れることなく飲むことができるといった利点を持っています。

ジンセノサイドには、多くの健康効果が期待できます。なかでもよく注目されるのは、血行促進効果です。ジンセノサイドには、血の巡りを良くする効果があるため、冷え性や貧血、動脈硬化予防など血の巡りに関するあらゆる症状の改善に期待ができます。また、老廃物などのからだに悪いものを排出する効果もあるため、肌荒れの改善を行いたい人にもおすすめです。
他にも、精神的な面での効果もあり、ストレス緩和やなどの効果を期待することができます。

Copy Copy active/selected item(s)

公式サイト

  • 高麗美人
  • 高麗のめぐみ
  • 美健知箋ポリフェノール・生姜・高麗人参
  • 紅蔘の強健力
  • エディタルEX
  • 七宝人参
Book Icon of a book opened flat with two pages visible from above

その他の情報