高麗人参の加工方法~白参編~

白参とは

白参とは、基本的に高麗人参の皮を剥いて干したもののことを指します。なかには皮を剥かない状態で干した「皮付き白参」や、濃度の高い砂糖水に一旦漬け込んでから干した「糖参」とよばれるものもありますが、これらも白参の種類として分類することができます。
通常「白参」といえば、そのまま皮を剥いて干しただけのものを指すことが一般的です。

白参の生産方法

白参の生産方法は実にシンプルです。
まず、白参を生産するには4年根の高麗人参を収穫する必要があります。4年根とは、土の中で4年間育てたもののことです。栄養が詰まった高麗人参を作るにはどんなに短くても4年以上は土の中で育てる必要があり、収穫するまでに膨大な時間がかかります。

4年根の高麗人参が収穫できたら、それを水洗いします。生の高麗人参を水洗いしただけのものを「水参」とよび、この水参から白参を作り出すのです。ちなみに、水参は白参以外にも、蒸気で蒸してから干す紅参などの生産時にも利用されます。また、そのまま料理や飲料に入れて活用する方法もあるため、水参は非常に万能な材料といえます。

水参の状態になったら、皮や細根をとった上で乾燥工程に入ります。乾燥させる際は、基本的に天日干しか、熱風を当てて行い、水分含有量が12%以下になるまで乾燥し続けます。

こうして出来上がったものが白参です。白という単語が名前の中に入っていますが、乾燥した後の白参の見た目は、白というよりも茶に近い色をしています。

白参のメリット

白参のメリットは、紅参に比べると安価で手に入るという点です。
紅参を作る時の方が栽培期間も長く、6年ほど土の中で育てる必要があります。また、製造も手間がかかる傾向にあるため、その分価格が高くなるといった特徴があります。
そのため、紅参を購入するほどのコストは出せないが、高麗人参を利用したいという場合に便利です。
白参を利用した結果コストダウンに成功し、比較的安価で販売しているサプリメントなども存在します。

白参のデメリット

白参のデメリットとして挙げられるのは、栄養価が低いという点です。
4年間育てた高麗人参よりも、6年間育てた高麗人参の方が栄養価は圧倒的に高くなります。また、紅参の生産方法だとジンセノサイドとよばれる有効成分が大量に含まれますが、ジンセノサイドが集中している皮を剥いている白参には少量しか含まれていません。
他にも、麦芽糖やビタミン類、ミネラル、マグネシウム、アミノ酸などの成分も、紅参の方がより多く含まれています。
そのため、栄養価の高さを求めるのであれば、白参よりも紅参の方がおすすめです。

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