高麗人参による副作用~不眠について~

なぜ高麗人参で不眠になるの?

高麗人参を摂取していると、なかには「寝つきが悪くなった」という人や、反対に「眠気を感じるようになった」という人がいます。他にも、頭痛や動悸などを感じることもあり、それらが原因となって不眠に陥ってしまうという例も少なくありません。

高麗人参を摂取してからだに効果が表れ始める頃、同時に不眠などの睡眠に関する障害が起こることがあるのは、高麗人参の含有成分に大きな理由があります。
高麗人参には、ジンセノサイドとよばれる成分が含まれており、この成分は自律神経に作用するという特徴を持っています。
自律神経の一種である交感神経には、からだを覚醒させて集中力を高めたり、緊張状態へと持っていったりする作用があるため、その影響で目が冴えてしまい不眠に陥ってしまうことがあります。これが、高麗人参による不眠のメカニズムです。

しかし、高麗人参による不眠などの異変は一時的なものであり、高麗人参の作用にからだが順応すれば自然と症状もなくなっていくため、心配する必要はありません。

高麗人参による不眠は健康に近づいている証

不眠というとからだに良くないイメージがありますが、高麗人参による不眠の場合は自律神経が整えられている証拠でもあるため、健康のサインでもあります。
不眠の症状が出るのは交感神経が影響していると先述しましたが、活性化されるのは交感神経だけでなく、眠気をもたらす副交感神経も含まれているため、交感神経だけが過剰に活発になるということはありません。
副交感神経とのバランスを整えている最中だと理解すれば、安心して飲用することができます。

高麗人参による不眠を解消する方法は?

高麗人参によって不眠が出ている場合、しばらく様子を見て症状が落ち着くのを待つというのもひとつの手段です。
どうしても眠りにつきたい時や不眠がなかなか解消されない時は、高麗人参を飲用する時間帯や摂取量を変えてみることをおすすめします。
時間帯や摂取量を変えるだけで、案外すんなりと眠れるようになることもあるため、試してみる価値はあります。
ただし、1か月以上不眠が続いている場合は、高麗人参の影響ではなく、他の原因によって引き起こされる可能性があるため、病院で診てもらいましょう。

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