高麗人参の栽培年間について~6年根編~

6年根とは

6年根とは、6年間土の中で栽培し続けた高麗人参のことです。高麗人参は他の野菜と違い、1回の栽培で何年もの月日を必要とします。中でも6年根は、高麗人参の中でも長い期間を必要とする種類で、時間や労力がかかっている分、費用も高く大変貴重なものとして取り扱われています。ものによっては1本1万円以上で取引されることもあるほどです。

6年根に含まれるジンセノサイドの量

6年根が貴重なものとして扱われているのには他にも理由があります。それはジンセノサイドの含有量です。
高麗人参にはジンセノサイドとよばれる成分が含まれていますが、6年根にはこのジンセノサイドが特に多く入っています。ジンセノサイドは他の野菜からは摂取することができない成分で、高麗人参にのみ含まれている成分です。4年根や5年根にもジンセノサイドは含まれていますが、含有量が最も多くなるのは栽培して6年目以降の時期なため、より栄養価の高い高麗人参を作るのであれば、6年間根気よく育てる必要があります。

高麗人参によってジンセノサイドの量は微妙に変わってきますが、平均すると4年根には約8mg、5年根には約14mg含まれているのに対し、6年根になると約16mgもの含有量に変化します。
1~2年目の高麗人参に比べると、6年根のジンセノサイドの量は、約3~4倍にもなるといわれており、年数を重ねるごとに栄養が豊富になっていくことが分かります。

ちなみに、年月をおけばおくほど、ジンセノサイドの量が増えるというわけではありません。7年目以降に突入した高麗人参は、反対にどんどん栄養が乏しくなっていく傾向にあるため、6年目で収穫することに大きな意味があるのです。

6年根の活用方法

6年根の高麗人参は生で販売されることもありますが、一般的には漢方やサプリメントに加工されて販売されることが多いです。4年根や5年根よりも貴重なため、高級な漢方薬やサプリメントに用いられる傾向にあります。

また、紅参とよばれる加工品にする際にも6年根の高麗人参は欠かせません。紅参とは、高麗人参の皮を剥かない状態で蒸し焼きにし、その後乾燥させたもののことです。
高麗人参の皮にはより多くの栄養が詰まっているため、皮ごと加工する点が大きなポイントです。また、蒸すことによって消化吸収が良くなる効果が発生します。

紅参は水分含有量がとても低く、10%以下になるまで乾燥させるため、保存性の面でも優れています。10年以上の保存も可能なため、高麗人参の中で最も長持ちする加工品として知られています。

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