高麗人参に糖質は含まれている？

高麗人参にも糖質は含まれている

高麗人参というと苦い味がとても印象的です。なかには高麗人参の苦味がどうしても嫌で飲めないという人もいるほど、癖のある苦さを持っています。
しかし、そんな高麗人参にも糖質は含まれています。高麗人参に含まれている糖質の種類は、ショ糖やブドウ糖、果糖、麦芽糖です。その中でも、最も多く含まれているのはショ糖だということが分かっています。
ショ糖はブドウ糖と果糖が組み合わさることによってできる糖分で、比較的血糖値が緩やかに上がっていく糖分だといわれています。
ブドウ糖は脳のエネルギー源として重要な役割を持っており、果糖や麦芽糖には甘みがあり低血糖を抑制する効果があります。どの糖質も人間のからだにとって良い効果をもたらしてくれる成分です。
ただし、多くの人がご存じのように糖質を過剰に摂取してしまうと肥満の原因になるため、摂取量には注意しなくてはいけません。
高麗人参の場合、糖質の吸収を緩やかにする食物繊維も含まれています。そのため、糖質制限をしていないのであれば、糖質の摂取についてそこまで神経質になる必要はありません。

糖質の量は、高麗人参の栽培年数によって変わる

高麗人参に含まれている糖質の量についてですが、結論からいうと栽培年数や商品によって異なります。
高麗人参は、栽培期間によって糖質の量が大きく変わってくるという特徴があり、3年～4年ほどかけて土の中で育てた高麗人参が一番糖質の量が多いことが分かっています。
反対に、6年間育てた高麗人参は糖質の量が比較的少ないという特徴を持っているため、もし糖質の量が気になるのであれば6年間育てた高麗人参(=6年根)を使用している商品を選びましょう。
ちなみに、高麗人参を使用したサプリメントやドリンクの場合、3年～4年ほど育てた高麗人参(3年根、4年根)を使用していることが多く、高麗人参以外の成分(蜂蜜や砂糖、果実など)が混ざっていることがあります。
そのため、購入時には糖質の項目をチェックすることをおすすめします。

糖質制限中の人は摂取を控えた方が良い場合がある

高麗人参には食物繊維が含まれていると先述しましたが、だからといって糖質の吸収が完全に抑えられるというわけではありません。
特に、糖尿病などで細かい糖質管理をしなくてはいけない人は、高麗人参の摂取を控えた方が良い場合があります。
糖質コントロールに関わる持病がある人は、自己判断で高麗人参を摂取する前に必ず医師に相談するようにしましょう。
また、ダイエット中で糖質を管理している場合も、商品の糖質量を必ず確認した上で摂取することをおすすめします。