高麗人参の水抽出について

水抽出とは

高麗人参はサプリなどの商品としても販売されています。高麗人参のサプリなどを作る際には、まず高麗人参に含まれる成分を抽出する必要がありますが、そこで重要になってくるのが抽出方法です。
高麗人参の成分を抽出する方法はいくつかありますが、今回はその中の「水抽出」という方法をテーマに紹介します。

水抽出とは、高麗人参を水に長時間ゆっくりと浸すことによって、水に成分を浸透させる方法です。そして、高麗人参の成分がたっぷりと浸透した水をもとにサプリなどの製造を行います。

水抽出の他に、45~55%程度のエタノールを使用して行う「アルコール抽出」という方法も存在しますが、水抽出の方がより多くの種類の成分を浸透させることができます。
高麗人参の成分というと、動脈硬化予防などの効果が期待できる「サポニン」を思い浮かべる方もいますが、実はサポニン以外にビタミンなどの成分も豊富に含まれています。そのため、高麗人参からより多くの成分を引き出して、栄養豊富なサプリを作りたい場合は水抽出が用いられます。

水抽出にもデメリットがある

水抽出にはいくつかデメリットも存在します。
特に、大きなデメリットとして挙げられるのは、手間や時間がかかるという点です。お湯やエタノールなどに比べて、水は成分が浸透するまでに時間がかかりますし、それだけ人件費や労力も必要になります。

高麗人参は、ただでさえ収穫までに4~6年以上の時間を要します。それに加えてさらに、抽出にも時間がかかるとなると、完成するまでに多大な時間を犠牲にしなくてはいけないため、その分販売価格も上がる傾向にあるのです。

また、水抽出した高麗人参の成分は、長持ちしにくく、保存がきかないという特性も持っています。一方、アルコール抽出だと長期間の保存も可能になるため、保存性の面で考えるとアルコール抽出の方が優れているのです。
以上の点から、水抽出した高麗人参の成分にもマイナスなポイントがあるということが分かります。

お湯で抽出する方法もある

水ではなくお湯を使って抽出する方法も存在します。水を加熱し、お湯の状態で抽出を行うことを「熱水抽出」をよび、水よりも短い時間で成分を抽出することが可能です。
ただし、お湯を用いることによって、高麗人参に含まれている成分の一部が減少してしまうというデメリットを持っています。
一昔前は、高麗人参をお湯で煎じて飲む方法が一般的とされてきましたが、近年の研究により、水で抽出する方法が一番より多くの成分を摂取できると判明しました。そのため、加熱をせずに手間暇かけて水抽出を丁寧に行う業者がいるのです。

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